Thermal Solutions
革新的な熱輸送デバイスで次世代のサーマルコントロールを実現。
当社は超熱伝導ヒートパイプ技術を核とし、高性能・小型・軽量な熱制御ソリューションを提供。
電子機器・宇宙・モビリティ分野で新たな熱輸送の可能性を拓きます。
研究論文

低封入率型自励振動ヒートパイプの熱輸送性能に関する基礎的研究(設置姿勢が熱輸送性能に及ぼす影響), 堤内駿介, 石井慶子, 麓耕二, 日本機械学会論文集, Vol. 90, No. 930, 13 p., 2024. (https://doi.org/10.1299/transjsme.23-00268)
実効熱伝導率: 超熱伝導ヒートパイプ(新型HP)

左図:新型ヒートパイプが銅の500倍に相当する超高熱伝導率(実効熱伝導率)を示し、まるで「超熱伝導体」のような振る舞いをすることを示しています。今後の熱制御・冷却技術に革命をもたらす可能性があります。
温度分布比較:銅板 vs 超熱伝導ヒートパイプ(新型HP)

左図は、同一寸法の銅板(左)と当社が開発した超熱伝導ヒートパイプ(右)に同等の加熱を行った際の赤外線画像です。
銅板ではヒーター付近に明瞭なホットスポットが形成され、全体にわたる温度勾配が観察されます。一方、新型HPでは全体が均一な温度分布(均温化)を示し、ヒーター部の温度も大幅に低減されています。
この結果は、超熱伝導ヒートパイプが極めて高効率な熱輸送性能を有することを示しており、放熱フィンや熱交換器と組み合わせることで、
・高い熱交換性能
・電子機器や冷却システムのダウンサイジング
・ホットスポットの抑制
といった利点を実現します。